7月12日、かつらぎ町教育委員会主催の勉強会に参加し、1年間の取り組みを振り返る機会がありました。この勉強会では、桃山学院教育大学の木村准教授と札幌国際大学の安井准教授が講義を行い、私たちHDL合同会社は「CoDrone EDU」のアドバイザーとして参加しました。この勉強会は、子どもたちに向けた「ドローンプログラミング」を活用した教育の未来を模索する重要な機会となりました。
HDL合同会社は、2023年4月より和歌山県かつらぎ町、桃山学院教育大学、札幌国際大学と連携し、「公教育におけるドローンを活用した未来創造学習」の研究と社会貢献に取り組んでいます。この取り組みでは、小学生を中心にドローン技術とプログラミングを通じて未来のスキルを学べるカリキュラムを開発。特に、「CoDrone EDU」を使用したドローンプログラミング教育は、楽しみながら学べる環境を提供する教材として注目されています。
かつらぎ町におけるドローンプログラミング教育の実績
かつらぎ町では、2023年に小学校5校と中学校2校で「CoDrone EDU」を65台導入し、ドローンプログラミング授業が本格的に始まりました。各学校では出前授業や先生方向けの研修を実施し、ドローンを用いた教育が広がっています。さらに、2023年12月には、全7校の代表チームが集まる成果発表会を行いました。この発表会では、「かつらぎ町の課題をドローンでどう解決できるか?」というテーマに沿って、子どもたちが自ら解決策を考えプレゼンし、プログラミングしたドローンで表現をしました。
先生方の声とHDLの支援
勉強会では、過去1年間の授業成果を振り返り、多くの先生方から貴重なフィードバックをいただきました。ドローンプログラミング教育は子どもたちにとって非常に有益であると評価される一方、以下の課題も浮かび上がりました。
- 授業の実施方法が難しい
- 授業時間の確保が困難
- プログラミングの具体的な内容が不明確
これらの課題に対処するため、HDL合同会社は引き続き先生方の研修を実施し、授業サポートを強化していきます。また、すぐに利用できるテーマ別のプログラムデータファイルを50個提供し、先生方が授業に取り組みやすい環境を整えます。
講義で感じたドローンプログラミング教育の可能性
勉強会では、木村准教授と安井准教授から、主体的な学びの実現に向けた自己調整学習の実際や、かつらぎ町での取り組みの意義について非常に興味深い講義がありました。この講義は、参加した先生方や教育委員会の皆様に新たな刺激を与え、ドローンプログラミングが子どもたちに新しい可能性を提供することへの期待を一層高めました。
まとめ
今回の勉強会は、ドローンプログラミング教育の1年間の成果を振り返り、今後の展望を考える貴重な場となりました。HDL合同会社が提供する「CoDrone EDU」を活用した教育は、小学生をはじめとする子どもたちに未来のスキルを学ぶ機会を提供しています。今後も、ドローンを通じた学びの場を広げ、小学生やその家族に対して質の高いプログラミング教育を提供することを目指して、引き続き取り組んでまいります。
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